【空き家再生プロジェクト019】 八幡東区勝山【前編】
今回の空き家は八幡東区の勝山の物件です。
実は、この物件は今まで1,2を争うくらいの強敵です。
正直に言うと、購入したことを多少後悔している位です・・・。
物件概要
場所は、大蔵小学校の裏手から急坂を登った先にあります。
at homoを眺めていたら土地として売り出されていました。
車が2-3台停められ給湯器と水回りをやり替えていたので、その割に安いなと思って購入しました。
リフォーム前現状調査
今回のリフォームもおなじみのスバルホームサービスさん。
優しくて、時には職人さんたちからいじられてしまう社長さんが、しっかりとした施工を良心的価格でやってくれる素敵な業者さんです。
雨漏りの原因はまさかの・・・!?
色んな所から雨漏りしてたので屋根に上ってみたら・・・唖然としました。
なんと屋根に枝がささっているではありませんか!それも数か所、そりゃあ雨漏りしますよね。
さらに瓦と瓦の間をコーキングでがちがちに埋めてしまっているのです。
屋根の事を良く知らない素人が補修するとよくこういう事が起こります。
屋根瓦って、隙間なくギッチリと並んでいると思われがちですが、実はそうではありません。
適度に隙間が空いていて、もし水が瓦の横から入っても、しっかりと下から抜けるようにできているのです。
それをコーキングで塞いでしまうと、入った水の抜け道がなくなり、かえって雨漏りがひどくなるのです。
一つ一つ地道にコーキングを剥がしていくのも手間がかかりますし、何より屋根全体的に傷みが激しいです。
かと言って、瓦を葺きかえるには300万円近い費用が発生します。
築51年で過疎エリアに立地する物件に、そこまで費用をかけていたら不動産投資として成立しなくなってしまいます。
天井裏にはまさかの雨漏り対策が・・・
さらに天井を剥いで小屋裏に上ってみたところ・・・絶句です。
雨漏りしている箇所にプラ舟を置いているのです。
工事現場でよくセメントを混ぜるときに使用するあれです!
そこに並々と水が溜まっていて、それが二艘もあります。
さらに、プラの波板で屋根を継ぎ接ぎした箇所もあり、ここまで来ると笑えてきます。
きっとこうやって、その場その場で場当たり的に対応されてきたのでしょう。
年間20件近く空き家を買わせていただきますが、こうやって大切にされて来なかった家を見ると悲しくなってしまいます。
この家をどうやって再生して行ったらよいものか・・・
そもそも不動産業者なら、購入する前にこのくらい調べろよって話ですよね。
まあ、後編をお楽しみにお待ちください。
弊社では引続き古い空き家を買取って再生する、空き家再生プロジェクトを推進しております。
空き家を処分したいお客様、空き家補修にご協力いただける業者様・職人様、是非お気軽にお声かけください。
北九州市を中心に福岡県全域で空き家の買取再生を行う「空き家再生プロジェクト」に取り組む不動産会社です。
他社に断られた物件、再建築不可、傷みが激しい物件の再生が得意です。
得意エリア:北九州市、宗像市、福津市、宮若市。
2019年6月創業。公益社団法人全日本不動産協会加盟。北九州市空き家管理事業者登録業者。福岡県空き家活用応援事業者。