私たちが「空き家再生」を続ける理由。ハチドリの物語が教えてくれたこと。

いつもブログをご覧いただき有難うございます。
今日は、2026年最初のブログとして、弊社が2021年から取り組んでいる「空き家再生プロジェクト」について、私の正直な胸の内をお話しさせてください。

私たちが取り組む「空き家再生プロジェクト」とは

このプロジェクトは、市内の空き家を弊社で買い取り、地元の職人さんの手でリフォームを施した後、必要としている方々へ安価にお貸しするものです。

  • シングルマザーのご家庭
  • 日本で暮らす外国の方
  • ペットと一緒に暮らしたい方
  • ご高齢の世帯

「住まい探し」に苦労されがちな方々に、安心できる家を届けたい。関わるすべての人にメリットがある、素晴らしい取り組みだと自負していました。

突きつけられた、厳しい現実

しかし、プロジェクトを進める中で、私はある「大きな疑問」にぶつかりました。

ここ北九州市では、毎年数百から数千戸もの新築物件が供給されています。新しい家が建てば、そこへ移り住む人がいます。
つまり、新築が建つ数と同じだけの「空き家」が、毎年新しく生まれているという事実です。

「弊社が年に10軒の空き家を再生したところで、このスピードに勝てるのだろうか?」
「結局、自己満足に過ぎないのではないか……?」
この1年ほど、私はそんな疑念を抱えながら、自問自答を繰り返す日々を過ごしていました。

ハチドリが教えてくれた「私にできること」

そんな折、ある一つの寓話に出会いました。
アンデス地方の先住民に伝わる『ハチドリのひとしずく』という物語です。

森が燃えていました。 森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。

でも、クリキンディという名のハチドリだけは、 いったりきたり。
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは、火の上に落としていきます。

動物たちがそれを見て、「そんなことをして、いったい何になるんだ」と言って笑います。
クリキンディは、こう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」

(※出典:辻信一監修『ハチドリのひとしずく』光文社刊

一滴のしずくを、落とし続ける

この言葉に触れたとき、視界が開けるような思いがしました。
膨大な空き家の数に比べれば、私たちが再生できる家は、確かに「ひとしずく」に過ぎないかもしれません。

しかし、その一軒によって、誰かの人生が明るく変わる瞬間がある。住まいを得て、笑顔になる家族がいる。
大きな社会問題を一気に解決することはできなくても、「今、自分にできること」から逃げずにいたい。

私たちはこれからも、北九州の街で「ひとしずく」を運び続けます。
アネストホームの空き家再生プロジェクト、これからも一歩ずつ、大切に進めてまいります。

 

弊社では引続き古い空き家を買取って再生する、空き家再生プロジェクトを推進しております。

アネストホームの空き家再生プロジェクトとは

空き家を処分したいお客様、空き家補修にご協力いただける業者様・職人様、是非お気軽にお声かけください。