お金を頂いて不動産を引き取る。

タイトルの通り、お金を頂いて不動産を引き取る、そんな事がまれにあります。
不動産会社をやっていると色々な案件が持ち込まれますが、そんな中に値段がつかない不動産、大変失礼ですが無料でもほしくない不動産があるのです。

値段がつかない不動産とはどんな不動産?

特に下記の特徴に複数あてはまるような不動産は要注意です。
①車で不動産まで入れない。
②接道要件を満たしてない(再建築不可)。
③建物が古く傷みが激しい。
④古い擁壁や崖をかかえている。
⑤過疎地域にある(流動性が低い)。

仲介で売り出してもまず売れない、買取でも値段がつかないと丁重にお断りするのですが、『お金を支払うから引き取って頂けないか』と頼まれる事があります。
北九州では年々こんな話が少しずつ増えている気がしております。

相続土地国庫帰属制度はハードルが高い・・・

令和5年から相続した土地を国が引き取ってくれる相続土地国庫帰属制度も始まりましたが、要件が厳しくハードルが高いと言わざるを得ません。
例えば、「建物が建っていたら不可」といったような「却下要件」「不承認要件」が複数あり、これらに該当しない不動産でないと引き取ってもらえないのです。
※その他詳細な「却下要件」や「不承認要件」は、法務省のHPをご覧ください。

値段がつかない不動産をお金をいただいてお引き受けします。

自分たちの代で終わらせたい、子供には残したくない・・・などと聞くと、少しでもお役に立てればと言う想いで弊社で、値段がつかない不動産を弊社で引き受けています。
ただし、今後の維持管理負担金としてある程度のご負担は頂いております。

実際に弊社でお引き受けさせていただいたお客様からは、「このまま持っていたら維持管理もできなくなってしまうので引き受けてもらってほっとした」とうれしいお声をいただいております。
もしご興味ある方がおられましたら一度ご相談ください。