空き家がなぜなかなか売れないのか?を考えてみる。

皆様、台風一過の酷暑で体調など崩しておられませんでしょうか。
暑い日には、ふと空き家再生プロジェクトを始めるきっかけとなった一件目の空き家を、汗だくで掃除した日のことを思い出します。

記念すべき空き家再生プロジェクト第一弾の記事はこちら

スタートから三年、数多くの訳アリ空き家を買い取りし、再生してきました。
しかし、空き家が売れずにお困りのお客様は、まだまだたくさんいらっしゃると痛感しています。

そこで今回は、空き家がなかなか売れない理由を整理してみました。

空き家買取を行っている弊社がこの記事を書くと、「ポジショントークでは?」と思われないか心配ですが・・・
売る人、買う人、住む人、職人様、空き家再生に関わる皆様にとってプラスになるプロジェクトを目指している弊社が、「Honest(アネスト)=正直」という社名に誓って、正直なところを書かせていただきます。

空き家を売りに出しているけどなかなか売れない・・・
空き家を売却の相談で不動産会社会社に相談に行ったけど断られた・・・
そんな経験をお持ちのお客様に、少しでも参考にしていただければ幸いです。

空き家が売れない理由① 訳アリの空き家を仲介で一般向けに売り出している

通常、不動産を手放すとなると街の不動産屋さんに相談に行かれると思います。
街の不動産屋さんの多くは、主に「仲介」という形態をとられています。
「仲介」で不動産を売り出す場合、ほとんどが一般のお客様向けに売り出すケースが多いです。

一般のお客様は、基本的に立地が良く、道路の接続がよく、建て替えできて、平坦な不動産を選ばれます。
どうしても、再建築ができなかったり、敷地に車で入れなかったり、崖を抱えているような空き家・・つまり「訳アリ空き家」は、ずっと売れ残ってしまうわけです。

業界の話になるのでこのあたりの違いはなかなか説明が難しいのですが・・・

仲介で一般のお客様に訳アリの空き家を販売しようとする行為は、例えて言えば、スーパーで精米器を持っていない人に玄米を売ろうとしているようなものです。

訳アリ空き家を売るのであれば、例えでいうところの精米機を持っている人、つまり、訳アリ不動産の活かし方をよく理解している人に向けて売り出す必要があります。
不動産も、世の中の様々な商品と同じように、「どこで売るか」「誰に売るか」が非常に重要といえるわけです。

仲介の業者様も、売却の依頼を受けた以上は、頑張って売り場に並べていると思います。
しかし、売れやすい商品に多くの広告費をかけ、売り場面積を増やし、売れ残っている商品は隅に追いやられていくのは、ある種、市場の原理であり残念ながら仕方のないことだと思います。

実際に、空き家を売ってほしいと相談したけど断られた、仲介をお願いしているけどサイトに乗せたり広告したりしてくれない、というお客様も多くいらっしゃいます。
もしかしたら、売れない空き家は何らかの理由で訳アリの空き家に該当しているのかもしれません。

訳アリ空き家になってしまう10の類型を整理したサイトを、以下の通りご紹介します。
実は、以下のサイトで、弊社をオススメの買取業者として取り上げてくださいました。
売れない空き家でお困りの方は、参考にしてみてください。

空き家が売れない理由② 売り出し金額がマッチしていない

これもよくあることなのですが、市場価格よりも割高で売り出してしまうケースです。

先ほどのお米の例え話に重ねて言うと、「そのまま炊ける無洗米」と「籾殻もとっていない状態のお米」、どちらが高く売れるでしょうか?というお話です。

訳アリ空き家の場合、住むためにリフォームや改修、もしくは解体・整地が必要な場合、その分の費用を差し引いて考える必要があるので、現実的な売却金額はどうしても市場価格より下がってしまいます。

もちろん不動産は一点モノなので、場合によっては相場以上で売れることもありますが、一定期間売り出してみてまったく売れない場合は金額の見直しをしてみるとよいと思います。

まとめ 

主な理由を二つ上げて、空き家が売れない理由を説明してみました。

他にも、売りに出しているけどなかなか売れない空き家には、その物件特有の理由があったりします。
弊社は不動産買取業者として空き家の再生に取り組んでおります。

何かお困りのことがあればぜひご相談ください。