【空きプロ003】赤間土地
久しぶりの更新です。空き家再生プロジェクトならぬ空き地再生プロジェクトです。10月の頭、宗像市は赤間駅徒歩12分の所で162坪の土地を買い取りました。
お父様から相続した土地との事ですが、毎年草刈をしては固定資産税を支払うだけで使い道がなく買い取ってほしいとの事でした。
旗竿地でもあり地目が畑になっており、さらに接道要件を満たしてない可能性がある…中々癖のある土地です。形はこんな感じ。
買い取ったは良いものの草ボウボウでしたのでまずは刈払機で草刈をします。
刈払機を使うのは初めてでしたが、しばらくやっているとコツが掴めて来ました。お次は農転です。この土地は市街化区域内にあります。宅建を勉強していると「市街化区域内の農地は届け出だけで転用可能」と習います。さも簡単に出来るように聞こえるのですがま、実は中々手間がかかるのです。
まず所有権移転申請前に農業委員会に「農地法第5条届け出申請」を提出します。各自治体によって添付書類は異なりますが、例えば宗像市の場合は謄本、字図、位置図、履歴事項全部証明書、定款、計画図、水利関係承諾書など多岐に渡ります。
手間暇かければ自分で出来ない事もないのでしょうが、福岡市の谷村行政書士さんにお願いしました。申請が受理されると農業委員会より受理通知書が出ます。これを添付する事で地目が畑のまま所有権移転が出来るのです。
所有権移転が終わると次は申請通りに地目変更の工事を行います。今回は駐車場へ変更との内容で申請しております。草刈を終えたあとに整地工事に入ります。工事は古山土木さんにお願いしました。
整地が済むと土地が広く見えますね。それから駐車場として区画割を行います。ここは費用削減のため妻と二人で行いました。
初めてにしては中々上出来です。ここまでやって初めて地目変更申請が出来ます。ここは自分で法務局に申請に行きました。法務局の方が実際に現場を見に来て頂いたらしく、無事雑種地へ変更出来ました。
このまま駐車場として貸し出すのも良いし、格安で販売してみても良いなと試しに売りに出した所…2週間足らずで買付申込みを頂きました。売主さん、買主さん、谷村行政書士さん、古山土木さん、関わって頂いた皆様に感謝です。有難うございます。
北九州市を中心に福岡県全域で空き家の買取再生を行う「空き家再生プロジェクト」に取り組む不動産会社です。
他社に断られた物件、再建築不可、傷みが激しい物件の再生が得意です。
得意エリア:北九州市、宗像市、福津市、宮若市。
2019年6月創業。公益社団法人全日本不動産協会加盟。北九州市空き家管理事業者登録業者。福岡県空き家活用応援事業者。