空き家再生の必須リフォームポイント

最近では、『築古投資』が流行っているそうです。
弊社はお陰様でここ2年、多数の空き家再生をさせて頂きましたので、
最近、感じているリフォームの優先順位について書きたいと思います。

皆さんは、築古物件を借りたいときや購入したいとき、
どういう点を重視しますか?

・ピカピカのキッチン・トイレ・お風呂・洗面台
・真新しいクロスと床
・最新の間取り(最近では、壁を取って広いLDKにリフォームするのが流行っていますね)

このあたりに力を入れた中古物件は、実際に見ると新築同然でワクワクしますよね。
実際に、空き家を再生する側としても、お客様に喜んでいただけるポイントなのでリフォームしていて楽しいです。

リフォームといえば内装・水回り・外壁塗装・屋根補修…挙げればきりがありませんが、
大家業を営むにあたっては、費用と家賃のバランスを考えながら、
取捨選択していかねばなりません。

築古戸建においては、水回りや床やクロスや間取りなどの目に見える部分より、
真っ先にリフォームを検討すべき所があります。それは・・・給水管です。

給水管はその種類によって耐用年数が約15~30年といわれています。
・鋼管・・・15年~20年 築古戸建はこれが多い。
・塩ビ管・・・20~25年 屋外でも使用可能。
・ポリ管・・・30年   柔らかく曲げられるが紫外線に弱く、基本床下を這わせる。

実は、築古戸建ての場合、建ててから一度も交換していないケースが多く、
水を出すと錆が出てきたり、管の中が詰まっていたり、
いつ破損してもおかしくない物件が多いです。

リフォーム後もしくはご入居後に給水管が破れると大変です。
点検口がなければリフォームしたばかりの床をはがさないといけなくなったり、
水が出ない間ご不便掛けたり、家財にも影響があるかもしれません。

金額は決して安価ではないうえ、「物件の売りポイント」になりづらいリフォームではあるのですが、
実は、物件の表側に見える部分より、優先度が高いリフォームなのです。

もちろん予算等の都合もあるので着手が難しいケースもありますが、
見えない部分にもできる限り手をかけないといけないなと改めて思います。

築年数の古いリフォーム済みの中古物件を検討される際には、
「給水管の交換はしましたか?」と確認してみると安心ですね。

弊社では引続き古い空き家を買取って再生する、空き家再生プロジェクトを推進しております。

アネストホームの空き家再生プロジェクトとは

空き家を処分したいお客様、空き家補修にご協力いただける業者様・職人様、是非お気軽にお声かけください。